しらみについて

アタマジラミ生態

アタマジラミってどういう虫?

アタマジラミは、人間の頭皮の血液を1日数回吸血して生きている小さな昆虫です。
血液を吸収するためにシラミが吸血した個所には痛みはありません。
しかし、血液が凝固するのを防ぐためにシラミが排泄する物質は、かゆみとアレルギー反応を引き起こす場合があります。
血液を吸血できないと、シラミは、1~3日中に死にます。 

どのような人間がシラミに感染しますか?

アタマジラミは世界的どこにでもいる虫です。
アメリカ合衆国では、アタマジラミの流行は、未就学児、小学校児童の家庭間ではとても一般的です。
信頼できるデータによると、現在、アメリカ合衆国では毎年、3~11歳まで子どもの間で600万~1,200万人が感染します。 

シラミは、どのように感染するのですか?

アタマジラミに感染している児童との直接的な接触が、シラミ感染の原因の最も一般的なものです。
直接的な接触とは、学校・家・その他(スポーツ活動、遊び場、パジャマパーティーあるいはキャンプ)での接触です。
アタマジラミはゆっくり移動します。飛んだりすることはできません。
犬、猫および他のペットは人間のシラミ感染に関係ありません。
アタマジラミは、シラミがゆっくり移動して感染するか、付着した衣類あるいは付属物の共有により感染することが考えられます。

例として・・・衣類、帽子、スカーフ、コート、ユニフォーム、ヘア・リボン、バレット、櫛、ブラシ、タオル、縫いぐるみの共有。
あるいは 最近しらみに感染した人が接していたベッド、ソファー、枕あるいはカーペットの使用が挙げられます。
カーペットか家具上に落ちたシラミか卵によって、感染する可能性は非常に小さいです。 

アタマジラミのライフ・サイクル

卵:

シラミの卵は頭皮に最も近い毛髪の根元に産み付けられます。
卵は、毛髪にしっかりと産み付けられており、涙型で、非常に小さく目視するのがやっとです。
卵は、うっすらした茶色か白っぽく見えます。
実際の卵は、それらが髪と同じ茶色か黒色であるように見える場合があります。
しばらくするとその卵から幼虫が孵化します。
(卵は、孵化するのに通常約8-9日かかります。)
卵と幼虫は、ふけ、あるいはヘアキャストとしばしば混同されます。
孵化する卵は、通常毛根から5mm~1cmくらいの位置に産み付けられています。

 アタマジラミの成虫と幼虫

幼虫:

幼虫の形は成熟したアタマジラミと相似しています。
彼らは生きるために血液を常食にしなければなりません。
約9-12日の後、幼虫は成虫へと生育します。

しらみ幼虫

成虫:

完全に成長した成熟したシラミは、ゴマかお米のサイズで、6本の脚を持っており、色の中の灰白色に黄褐色です。彼らは、髪と同じ色に見えるかもしれません。
残存するためには、やはり血液を常食にしなければなりません。
彼らは、人の頭で約30日生活しますが、その後は、1~2日以内に死にます。
 成虫の雌は雄より通常大きく、毎日約8-10個の卵を産卵する事が出来ます。
しらみ成虫